Kindle for PC の意味するもの!

こんにちは。
電子出版プロデューサーの八鍬 兼二です。

先週は、突然の「Kindle for PC」の発表があり、業界は賑やかでした。
私も興奮気味に、ブログやFacebookの記事を投稿したのですが、
それほど、インパクトある出来事でした。

今週のコラムでは、この件について考察しておりますので、どうぞお楽しみに。
それでは今週も、しばしお付き合いくださいませ。

■電子書籍ワンポイント・レッスン

八鍬 兼二の電子出版 備忘録 その39
「電子書籍は一対多数のプレゼントです!」(1分07秒)
 ⇒ http://risol-ebook.xsrv.jp/qnews/f.php?KpgGcy

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■今週のコラム

「Kindle for PC の意味するもの!」

先週のコラムでは、Amazonの無料キャンペーンの意義についてお話しました。

ダイジェストしますと──Amazonの狙いは、魅力あるデジタルコンテンツを
世界中から獲得すること。そしてそれは、プロの作家のみならず、埋もれている
未知のコンテンツの獲得をも目的としたもの……。

Amazonの目論見は、今のところ成功していると言っていいでしょう。
なぜなら、世界中の作家志望のコンテンツおよび週末作家・休日作家の
コンテンツを集めるシステムを実現させたからです。

日本でも、セルフパブリッシングの電子書籍は、
そのほとんどがAmazonから電子出版されています。

他社も同じ様なサービスを提供していますが、
案外ハードルが高く、いまひとつ伸びていません。

【Kindle for PCのリリース】

さて、先週1月21日のこと、例によって何の前触れもなく、
Amazonから新しいサービスが提供されました。

それが、「Kindle for PC 」です。
 ⇒ http://risol-ebook.xsrv.jp/qnews/f.php?X9xqif

この新しいアプリは、いつものWindows PCで、
Kindleの和書、コミック、雑誌、洋書を読むことができます。
これまでは、電子書籍のことを話すと、きまってこう聞かれました。
「Kindleは、PCでも読めるんですよね?」
この質問に、
「いえ、PCだけ読めません!」
と、返事をしなければならない気まずさから、
ようやく開放される日が来たのです!
全国の週明作家・休日作家の皆様、これからは、
「PCで、すぐ読めます!」
と爽やかな笑顔で回答することが出来ます! 本当に良かったです。

【Kindle for PCリリースの理由】

さて、なぜ今Amazonは、このアプリをリリースしたのでしょう?
考えられることは3つあります。

一つ目は、Kindle端末が当初の販売予定台数に近づいたということです。
最初からPCアプリをリリースすれば、
Kindle端末を購入する人は少ないことが予想されます。

今あるPC、スマートフォン、タブレット端末で読めるのであれば、
わざわざ数万円も出費してKindle端末を購入することは考えにくいからです。
また、最初は読者というよりも、セルフパブリッシングする作家側の人達が
検証目的で導入する需要が少なからず見込めます。
初期投資の回収と一定数の需要を確保する側面から、ある程度の端末数が捌けるのを待っていたと考えられます。

二つ目は、楽天kobo対策です。
これまで、セルフパブリッシングの日本導入を見合わせていた楽天koboが、
12月に国内でのサービスを開始しました。
koboは、実は最初からPCアプリを用意しています。
同じ土俵に立たれたら利便性で負ける訳には行きませんので、
先行するAmazonも対抗措置が必要になります。
Amazonとしては、出る杭は見える前に打たねばならないのです。

三つ目は、これら二つのことを踏まえて、
Amazonとして揺るぎない市場を構築する必要があるということです。
PCアプリが使えるようになれば、
Kindle本を新たに読んでみようと考える読者層が期待されます。

Kindle for PCが無料で入手できる今、端末を売って儲けることは望めません。
昨年末モデルチェンジしたKindle端末が大幅な値下げをしたのも、
今になってみると合点が行く話です。

今年からは、コンテンツ(電子書籍)販売による利益を上げていく時期に
入ったと見るべきでしょう。

一方で、セルフパブリッシングを行う電子書籍作家にとっては、
「Kindle for PC」のリリースは、またとないチャンスです。
自分の作品を、これまで以上に、
多くの人に手軽に読んでもらえる可能性が高まるからです。

【Amazonの次のステップ】

このメルマガでは、これまでにも何度か、
電子書籍ビジネスの本質についてお話してきました。
念のため確認しておきますと、
“電子書籍ビジネスの本質は、スマートフォンのコンテンツ・ビジネス”です。
必要なのは、優良なデジタルコンテンツです。
ですから、コンテンツが集まれば、それだけ優位に立てるのです。

販売プラットフォームの構築ビジネスが上手くいかないことは、
2014年に撤退して行った多くの企業が証明しています。
Amazonは、電子書籍の本質であるコンテンツを獲得することに、
最初からコミットしていました。
Amazon Kindleストアの日本オープンと同時に、
セルフパブリッシングの仕組みを導入したことが、その証左です。

今回、Amazon Kindleストアが日本オープンしてから、
この27ヶ月間に購入してきたKindle本が、PCで読める様になったのです。
多くのKindle本ユーザーは、この利便性を手放すことはしないでしょう。

後発の追従を許さないAmazonのしたたかな戦略は、
やはり米国で先行してきた電子書籍販売の歴史の積み重ねではないでしょうか?
今年は、米国で先行している、
「Kindleアンリミテッド(定額読み放題)」サービスの導入も予想されています。

このサービスは、多くの電子書籍作家に収入増をもたらしますので、
早めの日本オープンが待たれるところです。

【まとめ】

電子書籍作家、とりわけ週末作家・休日作家の私たちが進むべき方向は、
どこにあるのでしょう?
私たち電子書籍作家の目的は、一人でも多くの人に、
自らの電子書籍を読んでもらい、読者のお役に立つことだと思います。
そのためには、より多くの読者が訪れる電子書籍書店で、
自らの電子書籍を販売することが大事です。
現段階では、作る側からみても、買う側から見ても、
Amazonがベストの選択と言えるでしょう。

2015年は、Kindle for PCが作り出す電子書籍の本格普及期に乗り遅れないよう、
1冊でも多く電子出版することが、電子書籍作家の進むべき方向だと考えます。
既に、こうしてあなたは電子出版の可能性に気付いておられます。
夢々見逃すことなどないよう、しっかりと電子書籍作家活動を行って参りましょう。

■おすすめプログラム

「1冊でも多く電子出版を!」と言われても、それが1冊目なら、
そう簡単に事は進みません。とは言え、今どきのデキるビジネスパーソンなら、
時間とお金をムダにすることは避けたいものです。
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■あとがき

先週は、「Kindle for PC」の一週間でした。
本当に突然のことで、いつも驚かされます。
アプリ自体は、Kindle端末と同等のことが出来ますので、
使い方というよりも、その背景や意義について考えてみました。

例によって、Amazonからの正式コメントは発表されておりません。
あくまで、私の個人的な経験と知識と情報をもとに意見としてまとめたものです。
日頃の電子出版活動のヒントにしていただければと思います。

ご不明な点は、下記お問い合わせフォームよりお願いします。
それでは、次号【電子出版通信】No.040をお楽しみに。


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